選択理論は人間関係の改善に役立つ手法として活用されています
選択理論は、アメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士が1996年に提唱した心理学です。
グラッサー博士はリアリティ・セラピーというカウンセリング手法を確立し、1965年に発刊された『現実療法』は、アメリカで大きな反響を呼びました。このリアリティ・セラピーを理論的に発展させ、整理したものが選択理論です。
さらに組織の目標達成と、良好な人間関係の両立を目指す目的で考えられた理論が「ビジネス選択理論」です。

選択理論(内的コントロール)では「あらゆる現象や状況はすべて情報であり、私たちはその時最善と思う内側から動機づけられた行動を自ら選択している」と考えます。それに対して従来の心理学(外的コントロール)は「人は外部からの刺激に反応して行動する」と考えられていました。